こんにちわ!
シューフィット・神戸屋の西村泰紀です。
7月7日に配信した、無料メールマガジン「靴選びに悩む女性のために本当の本音を書いてます!」の画像が一部表示されない問題が発生しました。
同じ種類の画像を同じ手順で貼ったのですが、修正のメールマガジンを繰り返しても鬱陶しいと思いましたので、こちらのブログに該当箇所を掲載して、修正に代えさせていただきます。
それにしても、ヘタッピです・・・・。
お手間を取らせて申し訳ありません。
===== ここから ====
〇〇 さま
シューフィット・神戸屋の西村泰紀です。
足に合う靴を手に入れるためには、足のサイズを正しく知ることが接待に必要です。
足のサイズの測り方は、JIS規格で決められています。
問題は、このJIS規格で決めた方法が、時代遅れで現代の女性の足を測る測り方として、役立たず、と言っていいいと思います。
言いたいことはたくさんありますが、今回やり方はいったん横に置いておいて、JIS規格通りに測った結果に基づいてお話します。
歩くこと、踏ん張ることが極端に少なくなった現代、しっかり歩いて、しゃがんで作業をしていた時代と同じ足ではなくなっています。
このことは、1992年の統計データでもはっきり指摘されています。
D以下のひとが41.1%、EE以上の人が33.3%
30年前から、幅の狭い人が多かったのです。
近いところでは、平成21年(2009年)文部科学省の外郭団体の日本学校保健会が、全国36校の小学校1年から高校3年男女1万人強の足を3D計測で行ったデータがあります。
3D計測ですから、JIS規格の測り方つまり、直立左右均等荷重でのサイズ計測だと思います。
その結果、12歳~18歳、つまり大人サイズの足と考えてもいい女子の足のサイズが細いとわかったのです。
D幅以下の狭い靴に適合すると思われのは全体の70.3%
EE以上の広い靴に適合するとも思われるのは全体の9%しかいません。
幅広甲高どころではありません。
30年前のデータに比べても、狭い足幅の女性が圧倒的に増えたのです。
このまとめは、日本学校保健会が小冊子にまとめ、全国の小中高校へ配布しています。
この冊子の中で次のようなデータ解釈のまとめがあります。
「JIS規格のすべてのサイズが製造販売されているわけではないので、靴屋さんで足に合った靴を買うことができない人は相当数に上っていると予想されます。」
1992年のデータまとめの中にも「若い女性の足が狭くなっており、このままでは店頭で迷子が続出するであろう」。
足に合う靴が見つからないのは、貴女のせいではありません。
靴を作っていない靴メーカーのせいなのです。
このような実態をわかっていながら、対応していない靴業界のせいなのです。
加えて、このことが国民全体の健康に深くかかわり、医療費はもちろん、老人福祉費用にも直結する問題だと捉えて対応しない、行政と、政治の責任なのです。
ヒールの高さをTwitterで発信した、モデルさんいました。
それを受けて、さも大きな労働環境問題のように国会質問した野党の政治やがいました。
本質を大外しした無駄な議論だと言わざるを得ません。
ヒールの高さが悪さをするのではなく、合わないサイズの靴を履くから、問題なのです。
ヒールはその問題を大きくする要素にすぎません。
このデータを見れば、ヒールの高さではなく、サイズ=幅の展開にこそ問題があるとわかりそうなものです。
本音を言えば、このデータは立って測ったものです。
シューフィット・神戸屋が行っている、非荷重での計測をしたなら、さらに2~3サイズ細くなると思われます。
計測の仕方を含めて、靴にかかわる行政と業界の問題なのだと、消費者が学ぶ必要があると思います。
自分と家族を守るために、自己防衛力をつけること。
多くの人たちが、家族が、自分を守るために声を上げ、新たな流れができるならば、ついてくる企業は必ずあります。
現に、シュープレモ、ショショット、タルタルガのように零細と言われる規模の、心ある靴メーカーが対応しています。
流れに乗って、うまいことやろうとしている企業もあります。
それでも足に合う靴が手に入るならば、それはそれでいいのですが・・・・・。
私のおススメにはしないだけです。
政治に、行政に、業界に期待できないならば、自助努力しか方法はありません。
足にかかわる、靴にかかわるプロたちも頼りになる人、ならない人が明確に分かれていきます。
残念ながら、それらのプロを教育している教育機関で、靴のことを正しく教えているとは思えません。自分自身が正しい靴を履くことの意味を知らなければ、それが自分の患者さん、クライアントにどのような悪影響をもたらすのかわからないと思うのです。
だから、自分のことは自分で何とかできる、自助努力する必要があるのです。
自助努力をしているから周囲から助けがやってくるのです。
天に向かってなぜだ!!なんとかしろ!!
そうやって叫ぶだけではダメなのです。
何を学び、何をしたらよいのか。
自分のことは、まず自分で守る。
このメールマガジンをお読みの方には、ぜひ自分を護れる力、知識を手に入れていただきたいと願っています。